つくば医療問題弁護団ブログ
つくば医療問題弁護団のブログです。最新情報を随時UPします。
勉強会
10月31日に土浦市内で、つくば医療問題弁護団の勉強会を開催致しました。
今回は、大動脈解離となった患者の検査義務の有無について、それを肯定した裁判例と否定をした裁判例を題材としました。
大動脈解離は、解離が生じた箇所、血栓の有無によって、痛みが生じる箇所や、症状が様々であり、鑑別が難しい症例であります。
ただ、即時の治療にあたらなければ、生命に関わる疾患であることから、早期に鑑別診断をする必要性が高いといえます。そのためには、造影CT検査が有用とされ、その検査を行う義務が問題となります。
今回題材として裁判例のうち、検査義務を肯定した事例は、胸の苦しみ、呼吸苦を訴え救急搬送され、入院中に血性の胸水が確認されたものであり、他方で否定例では、入院はしておらず、下腹部痛が強固なものではなかったこと、腹部レントゲン上、循環器疾患の異常を疑うまでの所見がなかったことなどの違いがあり、結論も異なったものとなりました。
今後も、裁判例の検討等を通じて、メンバーの研鑽に努めて行きたいと思います。
11月10日は、水戸市内で無料法津相談会がございます。相談を希望される方は、11月7日まで受け付けておりますので、事務局までご連絡をお願い致します。7日までに定員に達した場合にはやむを得ずお断りさせて頂きますので、ご了承ください。
事務局長
今回は、大動脈解離となった患者の検査義務の有無について、それを肯定した裁判例と否定をした裁判例を題材としました。
大動脈解離は、解離が生じた箇所、血栓の有無によって、痛みが生じる箇所や、症状が様々であり、鑑別が難しい症例であります。
ただ、即時の治療にあたらなければ、生命に関わる疾患であることから、早期に鑑別診断をする必要性が高いといえます。そのためには、造影CT検査が有用とされ、その検査を行う義務が問題となります。
今回題材として裁判例のうち、検査義務を肯定した事例は、胸の苦しみ、呼吸苦を訴え救急搬送され、入院中に血性の胸水が確認されたものであり、他方で否定例では、入院はしておらず、下腹部痛が強固なものではなかったこと、腹部レントゲン上、循環器疾患の異常を疑うまでの所見がなかったことなどの違いがあり、結論も異なったものとなりました。
今後も、裁判例の検討等を通じて、メンバーの研鑽に努めて行きたいと思います。
11月10日は、水戸市内で無料法津相談会がございます。相談を希望される方は、11月7日まで受け付けておりますので、事務局までご連絡をお願い致します。7日までに定員に達した場合にはやむを得ずお断りさせて頂きますので、ご了承ください。
事務局長
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